杖を使って階段を昇る (階段昇降:杖を使用)
階段昇降は、平地を歩くときより2~3倍のエネルギーが必要です。
- 対策・予防
- 【リハビリ内容】歩行訓練
- ターゲット部位
- (1)太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋:だいたいしとうきん) (2)ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋:かたいさんとうきん) (3)お尻の筋肉(大臀筋:だいでんきん)
体操説明
① 杖を一段上に上げる。
※ イラストは、右脚が痛い場合で描いています。
痛みのない方の脚側の手でT杖を持ちます。(環境に応じて変更をしてください)
かかとが階段から少し出ることを意識。
注意:
痛い脚から出すのは、やめましょう。
② 痛みがない方の脚を前に出す。
強い方の脚で、つまづかないように階段を踏み込みます。
注意:
杖をまっすぐ立て、安定させてから脚を上げましょう。
③ 痛みがない脚のつま先を階段に下ろす
かかとを階段のふちから出すことを意識します。その後、痛みがある方の脚を出し、両脚を揃えます。
ポイント
②の動作: 杖をまっすぐ立て、安定させてから脚を上げましょう。
ターゲット部位について
階段を昇るときに使う筋肉
階段昇降の際は、上の段にある脚が頑張らないといけません。
よって、階段を昇るときは、上の階段に出した脚の、太もも前面の筋肉と、ふくらはぎの筋肉、お尻の筋肉が強く働き、体重を上の段に引き上げます。
だから、痛みがある脚が後になります。。
※ イラストは、左脚が痛い場合で描いています。
杖の役割
杖が果たす役割を大きく3つにまとめると以下の通り。
(1)歩行の安定
杖が脚として、体重を支えてくれるので、歩行が安定します。筋力やバランス能力が低下したときに安全に歩けるよう、補助的な役割をします。
(2)身体にかかる負担の軽減
杖に体重を預けるため、膝や腰にかかる負担を軽減し、痛みが生じにくくなります。
(3)バランスの補助
バランスを急に崩したときなどに支えとなるため、安心感を得ることができます。
ふくらはぎは、第二の心臓
ふくらはぎには多くの血管が集中しており、下半身の血液をポンプのように押し出して、血液を心臓に戻すポンプのような働きをしています。
つまり、ふくらはぎには、全身に血液を巡らせる働きがあり、「第二の心臓」と言われています。
(1)太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋:だいたいしとうきん)
全身の筋肉の中で最も強い筋肉で、4つの筋肉(①だいたいちょっきん:大体直筋、 ②ないそくこうきん:内側広筋 ③ちゅうかんこうきん:中間広筋 ④がいそくこうきん:外側広筋)で構成されています。
体重・膝関節を支える、基礎代謝を上げる、骨盤を前に傾けるなどの役割があります。
(2)ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋:かたいさんとうきん)
ふくらはぎの筋肉「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」は、表面にある「腓腹筋(ひふくきん)」と、深い部分にある「ヒラメ筋」の総称となります。
表面の「腓腹筋(ひふくきん)」は、膝と足首の関節の動きに関わり、ジャンプをするなど瞬発力が必要となる動作に関わっています。
「腓腹筋(ひふくきん)」の下にあるのが、「ヒラメ筋」です。ヒラメ筋は、足首のみの動きに関わり、立つ・歩く、身体のバランスを取るなど、持久力が必要な動きで重要な役割を果たしています。
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